マインド

仕事などで相手の立場に立って、物事を考えるのが難しい人へ

  • 相手の立場に立って、物事を考えろというけど難しい!
  • それが結局、何に繋がるの?何かいいことありますか?
  • どうしたら、相手の立場に立てるのか?

という悩みをもっている方に向けた内容になっています。

決めつけない!自分のものさしで計らない

仕事や、仲間と、友人らと、何かをいっしょにするときに
相手の立場に立って考えられる人は、重宝されたり、感謝されますよね。


まず、相手の立場に立って、物事を考えるには大前提として
とても重要なことがあります。

自分の価値観で、相手の価値観や意見を
決めつけないこと

決めつける行為は、相手にとっては
自分を否定されたように受け取られ

協力をしたり、一緒に
何かをしようと言うときには
一緒に、何かをするのが、難しくなってしまいます。

相手の立場に立って、物事を考えるのが難しい
と思っている方の多くの人がしてしまっているのが。。

自分の価値観で、物事を判断してしまって
それを相手にも、押し付けてしまう

日本人は、先に意見を言われてしまうと
自分の意見を言えなくなってしまうので
コミュニケーションに問題が生じ

会社組織として取り組もうとしたり
チームワークを取ろうとしても

この人は話を聞いてもらえないと
意見を交換することが、難しくなります。

ですので、繰り返しになりますが

自分の価値観や物差しをまずゼロにして
相手の意見に耳を傾けましょう。

その意見の中には、必ず
相手の理由や価値観が含まれています。

なぜ今は、その相手が
なぜ、どのような理由で
そのような判断や、意見を持っているのか?
と言う部分に、興味を持ち

その中から、その相手の考え方や
気持ちに対して、自分と相手が協力して
何を目指していけばいいのか

どのような目標や、努力を行っていくことが
目指すべき結果につなげていくことができるのかが
大切なのではないでしょうか?

何が正しいか、間違っているかではなく
それは、自分と異なる価値観、新しい発見でもあります。

過去に、自分と友達や周りとの言い争いや
特に、親との衝突などを
思い返してみてください

喧嘩になったり、自分が
嫌な思いをしたりした時には

その相手から、自分の言うことを
聞いてもらえなかったり

自分の気持ちを
わかってもらえなかったりという

憤りや、葛藤。怒りや、喧嘩
などといったことに
つながっていたのではないでしょうか?

家族、友人と、仕事との立場の違い

家族や、仲の良い友人であれば
そのことについて
自分の感情をぶつけたり

意見を述べたりすることも
できるでしょうが

仕事で、共に何かをしていく立場
特に、自分が上司であったり
何かを伝えて教える側であるのであれば

相手は言い返したり
否定するような事は言いづらいですよね?

相手の気持ちや、現状を理解する

自分の価値観や意見は押し殺して

この人は、自分のことをわかってくれるといった

関係性を築いていくことが、まずは必要です。

相手の立場に立って、得られるもの

相手の立場に立って
物事を考えることができるようになると

それが、結局
何につながると思いますか?

相手の考え方や、気持ちを理解できる

そのこと自体が、例えば
販売やビジネスを考えたときに
モデルケースとして
経験や知識になります。

あぁ、20代男性
社会人3年目の彼は
サラリーマンとして現場に不満を持ち
転職や独立を意識しながら悩む中で
こんなことを考えているんだ

それに対して
自分で本を読んだり
勉強したり努力をしようと
もがいているけれども

今の自分が正しいのか不安で
それを第三者の実績を出した人から

今自分がしていることが
正しいと認めてもらいたくて


自分の自信のなさと
将来の不安と
どうにもならない今の中で
悩んでいるんだなと言う

1つのモデルケースが生まれます。
そういう人に対して


彼らが求めている情報や
彼らが必要としている人物像など

またはどのようなサービスや
どのような教育を
彼らが必要としているんだろうと言う
1つの参考になります

これは販売や、営業、マーケティング
といったビジネスを展開する際にペルソナとして

どのような人に対して
どのようなサービスを提供していくことが
リアルに必要とされているのか?

今現在時点で、と言う
生きた情報に他なりません

逆に、自分自身と、その相手がどう違うのか?

自分たちの世代と、彼らの世代の
違いは何なのか?

その変化が
どのような過程で起こったのか?
その変化は、良い変化なのか
悪い変化なのか?

この変化は、世の中全般的に
起こっているのか?
彼1人の問題なのか?

そういった、世の中の流れや
自分がとるべき立場や
ビジネスをしていく上で
求められるもの、省くべきもの、考慮すべきもの

それらが見えてくると思います。
こう言うと、仰々しく聞こえがちですが

もっとシンプルに、現場目線で現実を直視する

例えば、服を売っている
販売員の方であれば
1人のお客さんが言っていたことや
自分から提案をしたときの反応などを

相手の立場に立って考えることで
客観的に分析し、それを
他の人や、他の年代の人にも行うことで

その違いやパターンを
身に付けていくことができれば
販売力の向上や、マーケティングの知識
経験値として、成長をしていくことが
できるでしょう。

それが自分自身にとって
何よりも良い成長になると思いませんか?

結局のところ、具体的にどうしたら
相手の立場に立てるのでしょうか?

まず、自分の考えを
一歩後ろに下げてください。

その上で、相手が言っている
言葉、話し方、気持ちを想像して
さらに、相手が言っていることに
興味を持ち、的確な質問を
してあげてください。

例えば、自分は全然ダメなんです
と言う人がいたとします。

人やキャラクターによって対応は、変化しますが


見てると、全然だめそうには
見えないんだけれど
なぜ、そう思っているのか
話してみてくれないかな?

もしかしたら、話すことで
新しい発見があるかもしれないし
そのお手伝いができたら
僕も嬉しいから、話してみてくれないかな?

といったような
相手の立場や、気持ちを
知ろうとする姿勢を示す事が
まず第一です。

それに対して
先日、目標とされていた
仕事に関して、自分は
結果を出すことができませんでした。
と言われたとします。

結果が出なかった事が
重要なのでしょうか?
と思いつつも

自分の意見や価値観は、一歩ひいて引き出してみる

彼は今、彼の中では
結果が出なかったから、自分はダメなんだと言う
考え方をしているのです。

それは1つの価値観として
誤りではないし、彼のことを認めるべきでしょう。

しかし、彼自身
駄目だったと言う認識はあれど
そのことに対して、前向きな意見が
彼自身の口から出てこないようであれば

彼は、自分はダメなんだと言う
殻に閉じこもっていて、不満があり

これから先、何を努力して
どう取り組んで改善していけば良いのか
悩んでいるのではないでしょうか?

この時点では、あくまで憶測です。


しかし一言一言から
彼の気持ちを推察し
その推察や、憶測を押し付けることなく

相手自身の口から
その言葉を引き出せるように
声かけをしていく必要があります。

相手の立場に立つと言う事は
自分の価値観や意見をできるだけ減らして共感し

そのような会話の仕方や
寄り添い方で、相手の口から


相手自身の状況や、気持ちを
自覚させてあげながら、引き出してあげようと
耳を傾けることなのです。

この関係性ができると
心の距離は、きっと縮まります。

円滑な意見の交換ができる事は
組織として、チームとしての生産性や
活力につながります。

それらの伝え方は
日々勉強していく必要がありますが
相手の立場に立って物事を考える

と言う事は、自分をゼロにすることに
近い部分もあるのではないでしょうか?

あくまで、最初の段階の話で深めていく必要もある

もちろん、自分から自己開示をしたり
求められれば意見や
価値観をすり合わせていくことが
次の段階として重要です。

しかし多くの場合は
この最初のコミュニケーションを築く
入り口の段階で

つまずいてしまっている関係性が
多いように思います。

あまり意見が言えない、そんな自覚のある人は

日ごろから、自分の気持ちや
考え方を言語化できるように

自分自身の頭の中にある言葉や
価値観をアウトプットすることを
意識することをおすすめします。

仲の良い友達に話すもよし
SNSで記事を投稿するもよし
日記のように書き認めるのも良いでしょう。

まずは、自分自身の考えや意志を
大切にするためにも

自分の声に耳を傾け発信してみることも
大切なのではないでしょうか?

自分のことがわかると
相手の立場に起立って
物事を考えることもしやすくなると思います

自分がどうしたいかが見えてくることで、目標も見えてきます